Top Page
■第22回大会(新宿大会)報告

大会事務局:五十嵐淳之

 東日本大震災の影響もあり、例年よりも遅い時期の開催となりましたが、平成23年10月1日(土)・2日(日)、日本基礎造形学会第22回大会(新宿大会)が日本電子専門学校(以下 本校)にて開催されました。会員48名、ビジター22名が参加した本大会では、19件の口頭発表、249件の作品発表(国内31件+海外218件)がございました。大会は10月1日(土)午後に開会、韓国基礎造形学会の朴億負長による日本語でのご挨拶、本校生山浩副校長の挨拶に続き、お二人の講師による基調講演が行われました。株式会社白組の八木竜一氏からは、12月公開の新作映画「friends−フレンズ−もののけ島のナキ」の制作過程のご紹介がございました。続いて株式会社DNPデジタルコムの宮下勉氏には、AR(拡張現実)の基礎からコンテンツ制作の実例までを広くご紹介いただきました。一般公開された基調講演には100名を超える参加者が集い、普段は目にすることのできない貴重な資料をふんだんに使用したお二人の講演を熱心に聴講されていました。
  その後会場を本校7号館に移し、作品発表者によるギャラリートークが行われました。会場都合により出品作品のサイズ制限をさせていただくことになってしまい、大変心苦しく思っておりましたが、当日はビジター参加者も加え、非常に多くのギャラリーを前に各先生による作品解説が行われ、充実した発表会となりました。別会場では海外(韓国)からの出品作品展示のほか、本校の笹田・高橋両教員によるインタラクティブコンテンツの参考展示、また本校グラフィックデザイン科1年生が作成した本大会の「ポスター」に関する展示等も行われました。
  初日の締めくくりとして、作品展示教室と隣接教室の仕切りを外してできたひと続きの空間を会場として懇親会が行われました。久しぶりに再会された会員の方々にゆっくりとお話を楽しんでいただこうと考え、特別なアトラクションは控え、当日撮影した写真のスライドショーを大型スクリーンで上映する程度にとどめさせていただきました。
  2日目の午前中は、3つの会場に分かれて口頭による研究発表が行われました。合計19件の発表がございましたが、座長を務められました藤本修三会長、三枝孝司先生、高澤圭一先生の円滑な進行により無事終了することができました。改めて感謝申し上げます。
  昼食をはさんで午後からは総会が開催され、後藤雅宣先生の進行で各議題が検討・承認されました。続く表彰式では、学会賞(朝倉賞)を穂積穀重先生が、研究奨励賞を後藤雅宣先生がそれぞれ受賞され、盛大な拍手が送られました。総会では、次年度第23回大会が九州産業大学(福岡市)にて開催されることも報告され、1年後の再開を誓い閉会となりました。 不手際等も多々あったかと思いますが、皆様のご協力・ご支援により無事に第22回大会(新宿大会)を終了することができました。紙面をもって厚く御礼申し上げます。あわせて、大会運用に全面的にご協力いただきました実行委員会・学内協力教員の皆様、のべ34名の学生スタッフにも感謝を申し上げ、大会のご報告とさせていただきます。

■実行委員会メンバー(五十音順・敬称略)
五十嵐淳之、井上順子、岡野正信(以上 日本電子専門学校)、
後藤雅宣(千葉大学)、
高橋延昌(会津大学短期大学部)

■日本電子専門学校 学内協力教員
笹田晋司、高橋圭子、永井紀雄、藤井小春

image

使用している画像、文章等の著作権は全て日本基礎造形学会に属します。