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■アジア基礎造形連合学会2017 韓国・光州大会報告

渉外委員:高橋延昌

 アジア基礎造形連合学会2017韓国・光州大会が8月19日(作品展は8月24日まで)、韓国光州市にある国立アジア文化殿堂(以下、ACC)を会場に開催されました。ACCは2015年にオープンしたばかりだそうで、とても新しく広い施設でした。 大会には韓国、中国、台湾、マレーシア、日本のアジア各地域やドイツなど世界から大勢の参加があり、主催した韓国基礎造形学会の発表では世界20ヶ国、500名以上の美術家やデザイナーの参加(出展)があったそうです。日本からは11名が参加しました。 各地域から様々な発表がありましたが、日本基礎造形学会から、基調講演(Keynote Lecture)は会長・村松俊夫先生が「造形・意味と形態 -2つの異なる建築空間に展示した“見えない環境”を視覚化する作品群-」というタイトルの研究を発表されました。ギャラリートーク(Gallery Talk)は事務局長・久保村里正先生が「METAMORPHOSIS FROM TILING REPEAT」というタイトルの作品群を発表されました(当日、時間の都合があって高橋が代読しました)。 作品展オープニングを記念するテープカットがおこなわれた後、多くの作品が広い展示会場で公開されました。会場の様子は下に示した写真の通りですが、日本からは作品11点とギャラリートーク作品が展示されました。なお、各地域からの作品について審査もおこなわれましたが、日本からは村松先生と後藤雅宣先生が審査を担当されました。論文発表(Thesis Presentation)会場では高橋が「重色とブレンディング・モードを活かした2.5dimensionsの表現」というタイトルの研究を発表しました。そして、交流会はイベントなどを通じて、参加者同士が大いに盛り上がりました。 今年度のアジア基礎造形連合学会もアジア各地域から多くのご参加があり、さらに関係者によるご支援がひとしお大きく、楽しく充実した大会をおこなうことができました。本紙を通じて関係者および参加者に対して、改めて御礼申し上げたいと存じ上げます。

追伸 次回のアジア大会(2019年)開催予定地は台湾ですが、また日本から多くの会員が参加されることを期待したいと思います。


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