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■アジア基礎造形連合学会 2015 成田大会を終えて

会長:後藤雅宣

千葉県成田市での、アジア基礎造形連合学会兼第26回日本基礎造形学会研究発表大会も、皆様のおかげをもちまして、盛況のうちに無事に終了いたしました。ご参加くださいました会員の皆様、本当にありがとうございました。
「基礎とは何か」という本学会にとっての永遠のテーマに、アジア諸国とともに総力戦で立ち向かってみる、そんな大会の実現を目標に、すべてのメニューを組み立てました。基調講演者としてお出でいただいた長田謙一先生には、芸術学者としての広い視野から、この難題を突き崩しうる様々な示唆を頂戴することができました。各国論文投稿代表者によるシンポジウムでは、諸研究の立場から、この難題を解き明かしうる糸口を共有し合うことができました。第2日の口頭発表においても活発な情報交換がなされ、ご参加いただいた会員の皆様とともに、有意義な時間を過ごすことができたと実感しています。
アジアの大会が日本で行われるのは8年ぶりであることに加え、ギャラリーのない現地大学を会場にできないという現実のもとでの今大会は、すべてが一からの手さぐりでしたが、何度も成田入りしてくださった高橋大会事務局長はじめ、実行委員をお引き受けくださった多くの先生方のお力で、大過の無い運営が実現できました。ご理解くださった成田市や、ご協力くださった印教研の先生方への感謝の思いも忘れられるものではありません。
ビジター参加してくれた他学会の友人や、自発的・自主的に手際良く当日の庶務を処理くださっていた実行委員の方々の姿に、いたく感心していました。皆様、ほんとうにありがとうございました。

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