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■第25回名古屋大会を終えて 

会長:後藤雅宣

 尾張名古屋での第25回大会も、盛況のうちに無事に終了いたしました。ご参加くださいました会員の皆様、本当にありがとうございました。
「ひと、自然、環境、造形」とテーマ設定された本大会では、基調講演者として愛知産業大学学長の堀越哲美先生をお招きし、それら造形を取り巻くエレメントとその構成作用について、それぞれが基礎というキーワードのもとに思いを巡らせることのできる貴重な機会となったことと存じます。数多くの実証データをご披露いただきながらのご講演は、大変貴重なものでした。
今大会は、アジア基礎造形連合学会運営委員会が開催される年でもあったため、大会運営諸務の他に、様々な準備を必要とした難しい年でした。大過どころか小過もなく、完璧な諸準備、微にいり画された諸工夫のもと、有意義な時間を共有できたのも、ひとえに石松大会実行委員長をはじめとする大会実行委員会の皆様の、弛まぬご尽力のお陰であったことは言うまでもありません。この場をお借りしてあらためて深く御礼申し上げます。
作品展では、2つの特別展示が用意され、その希有な機会が大きな刺激となったことと思います。また長い時間をかけて丁寧に行われたギャラリートークでは、ご参加の皆様によって最後まで積極的に意見交換が行われました。この企画の本来的意義が、十分確認できた大会だったように実感いたしました。

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