■新しい年度のはじめに |
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会長:後藤雅宣
花の盛りも過ぎ、日に日に汗ばむほどの若葉薫る季節となってまいりました。会員の皆様におかれましては、益々ご健勝のこととお喜び申し上げます。
さて現在の理事会による運営体制も、何とか大過なく無事に丸一年を迎えることができました。これもひとえに、会員の皆様のご理解とご協力があってのことと、心より感謝を申し上げます。
昨年度より取り入れた、学会誌編集、顕彰、渉外、事業企画、組織整備といった学会運営上の諸作業をそれぞれ独立した委員会によって遂行するという方法には、当初大きな戸惑いもあったことと思いますが、理事の皆様方の献身的なご協力のもと、軌道に乗り始めているという実感をもっております。以前は、主に担当理事お一人が主導的にそれぞれの任を担うという方法だったわけですが、現在はそれぞれの委員長のもと、チームとして担っていくという方法に移行しつつあります。
委員長である理事、実務をしきる理事、補佐にあたる理事、加えて一般会員から選出された委員で構成される各チームに、各作業の方法をいわば「基礎」から構築していただいており、ご労苦を強いながらの一年だったと大変恐縮に感じております。今ではこの方法による利点や課題が、少しずつではありますが明確化してきています。さまざまな案件に関する困難が、理事お一人に背負わされることの無いよう、また、案件に対する処理状況や透明性が、理事会全体に保たれるよう、本年度はこの方法の利点を確実に定着化すべく、進めていければ幸いと存じます。
また、この春の2013 年度第3回理事会、および2014 年度第1回理事会を、Web 上のみで試行してみました。予算の節約が主たる事情でしたが、準備不足もあり、結果的にメール上での協議方法に留まることとなりました。顔を見ながら「聞く・話す」のと、画面を見ながら「読む・書く」のとのでは、所要時間も理解度も雲泥の差があり、理事の皆様には大変なお骨折りをいただくこととなりました。次こそは、テレビ会議のような方法の実現を目指したいと思っております。
今年度は、尾張名古屋において大会が行われる年であり、また同地においてアジア基礎造形連合学会会議がもたれる年でもあります。来年度のアジア基礎造形連合学会日本大会に向けて、織田信長、豊臣秀吉、徳川家康など名だたる武将ゆかりの地名古屋で、まずは会員の皆様とともに、おおいに気勢を揚げたいと思っております。
会員の皆様、第25 回大会(名古屋大会)への積極的なご参加を、どうぞよろしくお願い申し上げます。
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