■新しい年を迎えて |
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会長:藤本修三
2012年新しい年を迎え謹んでご挨拶申し上げます。
昨年の年頭には平穏無事な日々が過ごせることを祈念しましたが、3月11日の東日本大震災によって、我々は忘れることが出来ない年となりました。
自然災害は仕方がないとしても、人類が作り出した原発による被害は何とも腹立たしい思いがします。一刻も早く原発に頼らない方向へ向かわねば、また同じことが起こるでしょう。取り返しがつかないことにならないように祈るだけでは解決でき ない問題です。改めて核廃絶に向かう決意を強く思います。
すこし話が逸れましたが、世界情勢はグローバルな方向に向かっていることは確かです。我々学会員も出来うる範囲の行動で、英知を発信していかねばならないと思います。
さて、今年の大会は4年ぶりになります九州産業大学(三枝孝司実行委員長)にて開催されます。多数の会員の大会参加と研究発表、作品発表とも充実した大会になることを望みます。
そして今年は、学会が発行している「基礎造形」が20号になることで別冊記念誌が刊行されます。学会設立からは23年が経っていますが、これまで行ってきた学会活動の集大成と併せて現会員の紹介を含めた内容で、日本基礎造形学会の今後のあるべき方向性が見えてくるかと思います。
今後とも皆様方のご協力を頂き、学会の発展と会員相互の融和のほどよろしくお願いいたします。
2011アジア基礎造形連合学会雲林大会
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