■2011春季韓国基礎造形学会に参加して

常見美紀子

　5月28日、「2011年度春期韓国基礎造形学会国際学術大会および国際作品展」が釜山広域市にある東西大学校（?????）で開催されました。この大学は広大なキャンパスの中に20数個の近代的な建物があります。学部のひとつにデザイン学部があり、産業デザイン学専攻　視覚デザイン学専攻　環境デザイン学専攻　ファッションデザイン学専攻　映像デザイン学専攻が設置されています。日本文化にも着目し、「日本研究センター」を設立し、日本語教育にも力を注いでいる大学でもあります。大会全体のテーマは「基礎造形と美」でしたので、私は「点・線・面によるファッションデザイン論とその実践-日本・文部科学省教科書『高等学校用　ファッションデザイン』にみる」というテーマで基調講演を行いました。引き続き、釜山デザインセンターの金載明氏が、「Thinking of matrix」という興味深いテーマでお話されました。その後、台湾代表の張先生、中国代表の先生によるギャラリートークが行われました。ハイテックな建物にある会場で、多くの学会員、学生が熱心に講演、ギャラリートークに耳を傾けていたのがとても印象に残りました。