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■2011韓国基礎造形学会国際学術大会秋季大会報告

石野 眞

 韓国基礎造形学会 国際学術大会 2010秋季大会・作品展 / KSBDA2010 International Fall Conference & Exhibitionは11月20日?21日、仁川市の嘉泉医科学大学校で開催されました。開会式では、韓国基礎造形学会のEokchul Park会長挨拶に続いて開催校の嘉泉医科学大学校代表のご挨拶があり、代表論文発表としての基調講演、続いて会場を移動してJang HwaSup事務局長の司会進行で作品展開会式が行われ、日本基礎造形学会から石野が出席して作品展の開会式のテープカット、招待作家としてのギャラリートークで「おとのかたち・スイス」と「おとのかたち・クレー」2作品の発表ならびに招待論文「バウハウスにおけるパウル・クレーの造形思考」の発表を終えて帰国しました。
  日本からの基調講演は「琴線に触れる感性ー美的価値の経験へ」と題して、北海道大学の野坂政司教授が「列子」に紹介されている琴の名手、伯牙と「呂子春秋」に記される鐘子期の死による「伯牙絶弦」から表現とその受容という創造的な感性のはたらきの至福な関係と存在を語られながらご自身の文学と詩論研究を披露されました。
  拙宅からマイカーで30分の米子空港からアシアナ便でソウルに出掛け、ソウル市内のホテルに宿泊、仁川のガチョン医科学大学校は素晴らしい会場で、医科大学とともに美術学部を持つ大きな大学でした。二泊三日の限られた滞在でしたが、空港の出迎え、リムンジンバスが停車する立派なホテルの宿泊とホテル内のマイセンレストランで大会前日の歓迎会、大会当日の開会式、作品展開幕式、論文発表、そして懇親会前には仁川国際会議場でのデザインフェスティバル案内と立派な運営が出来ていましたことをご報告申し上げ、韓国基礎造形学会の温かいご配慮に感謝し、ここにお礼を申し上げます。
  今回はじめてアメリカ、豪州とアジア諸国から10カ国を超える国際大会となり、11カ国の学術交流と友好関係のなかに研究を深めて韓国の皆さん一同大変喜んでいらっしゃいました。来年のアジア基礎造形連合学会は台湾の雲林大会です。また、来春の釜山大会のごあいさついただきましたこと、私たち日本での東京大会をご案内しておきました。

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