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■第21回大会(西宮大会)を終えて

会長:藤本修三

 今年の夏はこれまでにない異常な暑さ続きで9月に入っても猛暑の連続でした。そんな猛暑の9月4日(土)、5日(日)の両日、日本基礎造形学会第21回大会が西宮市の大手前大学[さくら夙川キャンパス]で開催されました。
初日の基調講演には、韓国からのゲストとして韓国基礎造形学会の朴会長、同事務局長の張先生と建国大学の郭先生、また今回会場を提供して頂いた大手前大学の川本皓嗣学長、さらに一般公開での参加者と学会員合わせて約150名の聴衆の中、造形作家の新宮晋氏による基調講演が行われました。タイトルは「理想の町」新宮氏がこれまで行ってきた自身のアート作品をDVDで紹介しながら、これまでさまざまな自然と付き合ってきた経験から未来の生き方を提案したいと自然エネルギーで暮らす村「呼吸する大地」の構想を現在進めているといった壮大な内容の話で、創造の力のすごさを改めて感じました。
  場所を移動し、アートセンター(安藤忠雄氏設計)での会員作品展示「ギャラリートーク」の後、メディアライブラリーCELLに移動、日建設計の佐藤教明氏による説明に一同納得しました。さらに懇親会会場へ、そこではピアノとマリンバの演奏をバックに大いに飲み語らいお互いの親睦を深めながら、新たな学会の在り方と方向を探る有意義な時間を共有できまた。2日目の午前中は2教室に分かれて18件の「口頭発表」、昼食をはさんで「総会」も無事終了。次回開催の日本電子専門学校での再会を誓い大会を終えることができました。
  今回の大会は学会発祥の地、関西での久しぶりの大会であり、21回を数えるまで成長してきたことはこれまで大会開催を運営されてきた各大会実行委員の方々の努力のおかげだと思います。そしてまた今回の大会実行委員はじめご協力いただいた皆様のご協力のおかげと改めて感謝し御礼申し上げます。

chairperson

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