■「春季韓国基礎造形学会国際学術大会2010に参加して |
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理事:庄子晃子
春季韓国基礎造形学会国際学術大会2010(KSBDA International Spring Conference 2010)が、慶熈大学校(Kyunghee University)国際キャンパス(水原)のCollege of Art and Designで5月29日(土)に開催されました。
広いコンサートホールを会場に、まず韓国基礎造形学会会長パックオックチォル(朴億普AEokchul Park)先生から開会式辞が述べられ、次に基調講演として日本、アメリカ、台湾からの代表3人が講演しました。日本からは私が「ドイツの建築家ブルーノ・タウトが若い時に描いた絵画作品の意味」というテーマで講演致しました。
昼食をとった後、コンサートホールの階上にある展示会場(Art Center)の前でテープカットのセレモニーが行なわれ、私も参加させて頂きました。続いて韓国、アメリカ、中国からの3人の招待作家によるギャラリー・トークが行われました。その同じ会場には、韓国から346点、中国から43点、台湾から19点、日本から30点、アメリカから2点、イタリアから1点、チェコスロバキアから1点という膨大な数の多彩な作品が展示してありました(これらは展示のみで口頭発表はありませんでした)。
15時から17時にかけて、韓国会員に依る79テーマの論文発表(共同研究が多い、ソウル大学所属の日本人も含まれる)が、15の教室に別れて1テーマにつき15分間の発表で同時並行で行なわれました。なお記念誌には他にアメリカからの投稿論文1編と中国からの投稿論文4編も掲載されています。
当日の最後のイベントがコンサートホールでの表彰式と閉会式でした。そしてコンサートホール前のロビーでレセプションが始まり、国際色豊かな賑やかな顔ぶれの発表者と聴講者たちが、和気あいあいと語り合い、あちらこちらで「乾杯!」の合唱が重なり合い、熱気に満ちた楽しい集いになりました。
韓国基礎造形学会の国際大会は毎年春と秋に開催されますが、今年はアメリカとオーストラリアでも実施すると張り切っておられました。日本の会員にも、韓国から案内があり次第、日本基礎造形学会事務局からメールにて直ちに連絡が行きますので、是非積極的にご参加されますようお勧め致します。
下にジャンハソブ(張化燮、JANG, Hwasup)事務局長が撮影してお送り下さった今回の国際学術大会の写真を掲載致しますのでご覧下さい。
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