■第20回記念大会(あいづ大会)報告 |
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大会事務局:高橋延昌
日本基礎造形学会第20 回記念大会(あいづ大会)は、2009 年9 月12-13 日を大会期間として、福島県会津若松市の会津大学で開催されました。大会の会員参加は50 名、口頭発表18 件、作品発表は159 作(国内37 作+海外122 作)でした。
大会は、9 月12 日午後のバウハウス設立90 周年メモリアル・シンポジウムから始まりました。「基礎造形教育の源流 ‐バウハウスとその影響、そして未来へ」というテーマで、パネリストとして石野眞先生(島根大学名誉教授)、稲垣行一郎先生(元宮城大学教授)、庄子晃子先生(東北工業大学教授)、常見美紀子先生(京都女子大学教授)の4 名に講演して頂き、コーディネーターとして本村健太先生(岩手大学教授)に司会進行して頂きました。基礎造形教育の源流と言えるバウハウスの教育とはそもそも何だったのか、今日に至る造形教育にどう影響を及ぼしたのか、貴重な映像資料を提示しながら端的に紹介して頂きました。なお、会員の他にも30 名の一般参加や出版社の取材もあり、熱心に聴講されていました。
シンポジウム終了後は懇親会(ウエルカムパーティー)が会津若松ワシントンホテルで行われ、ゲストとして会津若松市市長・菅家一郎氏にも参加して頂き、またアトラクション「鶴ヶ城太鼓」の勇壮な演舞もあり、大いに盛り上がったと思います。
9 月13 日午前は、2 会場に分かれて口頭による研究発表が行われました。18 件の研究発表に対し、活発な質疑応答もあり、お互いの研究を研鑽し合いました。
昼休みをはさんで9 月13 日午後は、作品についてのギャラリートークが行われました。荒井先生の進行で、国内37 作を一つずつ説明(ギャラリートーク)して頂きました。また、韓国基礎造形学会から出展して頂いた数多くの作品についても閲覧しながら、活発な意見交換がありました。(なお、会場の都合上、今年は作品サイズを制限させて頂くことになり、会員の皆様に対して非常に心苦しかったです。申し訳ございませんでした。)
ギャラリートークの後は、総会・表彰式が行われ、表彰式は研究奨励賞を織田芳人先生(長崎大学教授)が授賞され、盛大な拍手で祝福されました。なお、総会では来年の大会が大手前大学で開催されることも報告され、来年の大会もより一層盛り上がる期待が膨らみました。
9 月14 日は13 名がエクスカーションに参加され、歴史・伝統や自然が豊かな会津の、雄大な景観「塔のへつり」、昔の宿場町にタイムスリップしたような「大内宿」、東北を代表する伝統的工芸品産地「会津本郷焼」などを堪能されました。
以上のように第20 回記念大会(あいづ大会)を無事に終了することができましたが、偏に皆様のご協力・ご支援があってのことだと思います。紙面をもって御礼申し上げます。
■実行委員会メンバー ※五十音順・敬称略
荒井俊也(東北工業大学)、小出昌二(拓殖大学)、小松太志(郡山女子大学短期大学部)、
篠原良太(東北工業大学)、高橋延昌(会津大学短期大学部)
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バウハウス設立90 周年メモリアル・シンポジウム
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作品展およびギャラリートーク
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口頭による研究発表
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総会・表彰式(研究奨励賞:織田芳人先生)
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懇親会(ウエルカムパーティー)
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懇親会でのアトラクション「鶴ヶ城太鼓」
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エクスカーション(大内宿)
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エクスカーション(会津本郷焼)
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