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■第19回大会(福岡)を終えて

会長:穂積 穀重


 長かった夏の余熱も一雨ごとに鎮められ、秋の訪れを肌で感じるこの頃ですが、皆様にはお変わりなく研究に制作にいそしんでおられることと存じます。
 第19回大会は8月23、24の両日、九州産業大学で開催され盛況のうちに終了しました。
すばらしい会場と諸施設を提供してくださった九州産業大学様に心より御礼申し上げるとともに、実行委員会の皆様のご尽力に感謝いたします。
 大会に先立って21日から作品展が開かれ、オープニング式典には九州産業大学の山下理事長と吉武付属美術館長にもご列席賜りました。
 大会初日の23日午前は、エクスカーションで大宰府の九州国立博物館を見学。午後開会式。大学を代表して学部長の河地先生にご挨拶を頂き、韓国基礎造形学会事務局長のガ・ソンヒさんから来年韓国で開催されるアジア連合学会大会の準備状況報告と参加呼びかけがありました。
 続く基調講演では、技術・文化導入の先進地九州に相応しい「鉄文化」のお話を伺い、古楽器リュートの演奏を堪能しました。
 ギャラリー・トークは平面、立体それぞれのパートごとに実施され、熱心に鑑賞、解説、意見交換が行われました。その夜の懇親会には博多祇園山笠の担ぎ手の男衆が締め込み姿で登場、祭りを彷彿とさせる熱気で盛り上げてくれました。
 24日は、午前中口頭発表、午後は総会と学会各賞の表彰式が行われ、閉会式フィナーレでは大会記録のエンドロールを上映。大会全日程と参加者全員の姿が網羅されていて一同感激。感動の
余韻を残す閉幕となりました。
 次回開催校は会津大学に決定、高橋先生を中心に準備を進めて頂くことになりました。来年は本学会が20回目の大会を迎えるとともに、バウハウス開校90周年でもあることから、早くも特別企画の案が浮上しています。多くの皆様の参加で記念すべき大会を盛り上げましょう。

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