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■新しい年度を迎えて

会長: 穂積 穀重

 ことしの桜は開花が早く、つくばでは入学式には残念ながら葉桜になっていました。皆様の地域ではいかがでしたか? さて、新しい年度を迎え、キャンパスにも活気があふれています。新入生オリエンテーション、歓迎行事、授業開始等、慌しい日々を送っておられることと存じます。
 この4月は今期理事会の任期の中間点にあたり、残る1年で可能な限り懸案を解決して次期理事会に引き継げるよう努力したいと思います。3月末に開かれた理事会では(会報No.58の)5ページの報告に有りますように、19年度の総括と20年度の計画について協議しました。各理事からの担当職務ごとの報告のとおり全体として学会活動は順調に進んでいます。アジア連合学会大会への取り組みの中で培われた日本学会内部の結束および諸国・地域学会との連携の推進は、今期前半の象徴的成果と言えます。また、ホームページの更新、会報、学会誌の編集・刊行のタイムリーな実施は、会の基盤の強化に貢献しています。一方、今期理事会として掲げた、役員の流動化(多選制限)による運営の活性化については、具体案がやや遅れていますが、次期役員選挙にむけて急ぎ策定し、皆様にお諮りしたいと存じます。
 本年度から多くの大学で組織評価と教員業績評価が本格実施されるようですが、教員以外の会員諸氏も評価重視の趨勢を実感されていることと存じます。そのような中で、研究・制作の業績発表の場として、また立場を超えて情報交換し協力し合える拠点として、学会の存在価値が益々高まってきています。8月の福岡大会は、わが学会の存在を一層アピールする好機であると存じますので、皆様の積極的なご参加を期待致します。


Tsukuba 2008
筑波大学構内の春。
写真左)浅葱色に芽吹くアケボノスギの並木。
写真右)キャンパスの北部に広がる牧場では、牛がのんびり寛いでいます。

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