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■新しい年を迎えて

会長:穂積 穀重

 明けましておめでとうございます。
 会員各位にはそれぞれの目標に向けて、この一年の計を立てられたことと存じます。
ことしが皆様にとって、また学会にとって更なる飛躍の年となることを祈願しております。
 昨年、本学会は着実な発展を示す、いくつもの実績を残すことができました。
まず第一に、学会賞の授与が実施され、「学会らしさ」への道を一歩進めたこと。賞の制定意義は研究レベルを向上させることばかりでなく、社会に向けて会の目標、姿勢を端的に現すことでもあります。今年の各賞の選考には多数の推薦が寄せられるよう期待しております。
 次に、作品の審査基準を定めた上で論文集と作品集を合併して刊行することとなったこと。新しい学会誌は、理論と制作の双方を重視する本学会の立場をアピールする格好の媒体となるでしょう。年々、論文応募数は増加しテーマも広がっています。作品についても多数の応募をお待ちしております。
 さらに、学会独自のサーバーを設置し、ホームページの充実を図ったこと。外部への情報発信強化とともに会員相互の情報交換の活性化にも大いに貢献するものです。いっそうの活用が期待されます。
 もう一点、本学会の特徴としての国際交流については、隔年開催のアジア基礎造形連合学会大会が、10月に中国上海で盛大に行われ、我国からも23名の参加で研究交流を深めたことが上げられます。
 これらの成果は理事をはじめ会員の皆様のご協力の賜物であり、深く感謝致します。
 さて、上海大会では代表者の協議で次の大会('07年)の開催地をローテーション通り東京で、ということを確認しました。これから理事会を中心に体制を整え、構想を練っていくことになりますが、皆様のご協力が不可欠です。どうぞよろしくお願い致します。


2005アジア基礎造形学会:上海大会セレモニー(右から3人目、穂積会長)
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