会長 稲垣 行一郎
新年明けましておめでとうございます。
日本基礎造形学会が1987年に発足してから16年目を向えようとしています。学会は会員の皆さま方の努力で徐々に確実に充実してきました。国立大学はいま再編統合と独立法人化が間近に迫っています。私立大学は新学部、新学科の設置などが基準緩和され新しい大学作りが進められています。国公立大、私大を問わず、魅力的な教育方針、カリキュラムや研究業績のない大学は淘汰される時代になりました。
そんな状況のなかで日本基礎造形学会が何のためにあるのか、改めて考えてみたいと思います。
今までの活動は、年次大会、論文集等々、内部充実のためのものが主でした。この先、日本基礎造形学会が健全に発展してくためには、内向きだけでなく、社会に対しての働きかけを持つことに存在価値があります。単なる仲間の集いでなく、社会に役立つ活動をとうして日本基礎造形学会の未来がより確実になることと思います。
アジア基礎造形連合学会台湾大会 5月24日25日 昆山科技大学(台南)
日本デザイン学会50周年記念大会 5月23日24日25日 東京芸術大学
日本基礎造形学会東京大会 9月6日7日(予定) 印刷博物館
世界グラフィックデザイン会議名古屋 10月8日-13日 名古屋国際会議場
日本基礎造形学会は、会長、運営委員、事務局のひとだけの努力では何もできません。
学会員一人一人のご協力があって成果を上げることができます。皆さんのより一層のご支援を得て、より実りのある日本基礎造形学会にしていきたいとと願っています。
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