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■第12回大会(東京大会)終了報告

東京大会実行委員長 近江 源太郎

今年度大会を無事終了することができました。何はさておき、皆様方のご協力に深くお礼を申し上げます。

東京で、交通の不便でないところで開催したい、との稲垣会長のご意向に添って、向こう見ずにも大会の運営をお引き受け致しました。しかし、何分不慣れな者ばかりで、とまどうことも多く皆様には不行き届きでご迷惑をおかけしたのでは、と心配しております。

基調講演とパネルディスカションは合わせて大会の1本の柱と考えて編成いたしました。
伝統と先端的デザイン、個人による制作と組織による社会への提案、教育とマーケット戦略など、異質なあるいは両極端の視点から基礎造形に迫る、という意図をもったのですが、いかがであったでしょうか。また、作品展示については、お1人10分程度のギャラリートークをお願い致しました。私の個人的な理解あるいは期待なのですが、本学会の特色のひとつは、理論研究、作品制作そして教育の3つがリンクしているところにあるのではないでしょうか。そうであれば、ギャラリートークを通じてその個性をより拡充するのではないか、と願っての企画です。

エキスカーションは計画致しませんでしたが、懇親会は多数ご参加いただき、喜んでおります。その時、本学ファッション造形学科の学生によるファッションショーを加えさせていただきました。彼女たちは大いに緊張しておりましたが、暖かい拍手を頂戴し、感激しておりました。

委員長としては、学会事務局、大会運営の中核として献身されたファッション造形学科の小倉文子教授、江川澄子教授はじめスタッフの方々、芸術学科仙石克己教授、谷口秀子事務部長、などなど多くの方々にお礼を申します。
総会において、来年は山梨で開催されるとの報告がありました。更なるご盛会を祈念致します。
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