■アジア基礎造形連合学会2019 |
|
理事:石松丈佳
2019 アジア基礎造形連合学会及び国際作品展が、7月15日から日19日まで国立台中科技大学において開催されました。日本からは、村松俊夫学会長、久保村里正事務局長、酒井正会員、さらに松尾光伸名誉会員も中国から駆けつけられ、石松を加え5名が参加しました.
基調講演では、村松俊夫会長が「基本形をもとにした動く立体造形 −奇数スフェリコンによる触知型教育遊具の開発−」というテーマで講演を行われました。「スフェリコン」とは正方形を対角線で回転させた立体を軸に沿って切断し90°ひねった形で、近年村松会長が取り組まれているユーモラスに動く作品の基本構造のひとつです。多くの写真や図像とともに制作過程やその要点について説明され、台湾はじめ海外の多くの参加者にもその魅力が伝わったのではないかと思いました。
また国際作品展は、オープンングセレモニーと同様台湾シティホールで開催されました。オープニングセレモニーでは、村松会長と松尾名誉会員が登壇されました。テープカットの後には、台湾少数民族による勇壮な打楽器演奏と舞踏が紹介され、圧倒されるほどの迫力に驚き、貴重な経験となりました。作品展では、松尾名誉会員、酒井会員、石松が発表を行いました。3会員とも立体作品の発表で、通訳の援助を頂いたこともあり、参加者は興味深く発表に耳を傾けていた様子でした。
私事になりますが、職務のため日程を短縮しての参加となりましたが、懇親会では、久しぶりに直に松尾先生にお会いし交流ができ、また主催者側の方々とも拙い英語ながらお話をさせて頂く機会を得、大変貴重な経験をさせて頂きました。またフリーの時間が夜しかなかったのですが、夜市に赴くこともでき、独特の雰囲気、空気感を体験することができました。
|