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■“新しい時代”を迎えるにあたって  

会長:村松俊夫

 謹んで新年のお慶びを申し上げます。
  新たな年を迎え、会員の皆様におかれましては、つつがなくよき新春をお迎えのことと拝察いたします。この一年が、本学会にとって、また会員の皆様にとって、更なる飛躍の年となりますよう祈念いたします。
 一昨年4 月より発足した新理事による体制は、間もなく2年という任期を迎えようとしています。この間、理事ならびに委員の皆様の献身的なご尽力、そして会員の皆様方のご協力により、通常の学会業務のほか、わずかずつではありますが懸案事項の解決に取り組んで来ることができたのではないかと感じております。日本基礎造形学会に対する皆様方のお力添えに、あらためて心より厚く御礼を申し上げます。
 いよいよ今年5月に改元がおこなわれ、平成という一つの時代に区切りがつきます。また、来年には東京で2度目のオリンピック・パラリンピックが開催されます。昨年末の各メディアでは、平成の時代を総括する多くの特集が組まれていました。変化のスピードが著しい現代社会の未来を、直近の30年間で占うことは大変難しいことではありますが、意味のあることと思います。
 振り返れば、平成2年7月に設立総会が開催された本学会も、平成31年で丸30年。ほぼ平成の時代とともに歩みを進めて来たことになります。学会としても創成期から成熟期へ向かう段階です。不断の心がけが大切なのは言うまでもありませんが、とくに今年は過去と現状を見直し、将来を展望するきっかけの年にしたいと思います。

 さて、日本基礎造形学会の大会も第30回を迎えます。会場は、神戸芸術工科大学です。谷口文保実行委員長を中心とした関西在住の会員の皆様による委員会が結成され、現在着々と準備が進められております。内容としては、通常の作品発表・口頭発表に加え、基礎造形の領域で国際的に活躍されている方の記念講演、また記念冊子の発行など、30回という記念の年にふさわしい大会の企画が進行中です。全国からの多くの皆のご参加を、心からお待ちしております。

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